里を歩いて

裏山の紀泉高原を歩くことが多いが、里を歩くことは少ない
山を歩くほど時間が取れない今日、里を歩いてみた
私は同じ和歌山市内だが50年前にこの地に越してきた
今は大きな地域と成っているが、渡し舟で和歌山市内の中心部に行った時代もあるそうな
紀泉高原の登山口の有る千手川付近を歩いてみれば田舎の景色が残るわが町六十谷
良い所に越してきたものだ

耕作地がだんだんと少なくなり放棄される田や畑も目立つ団地下、昔ながらの家が目立つ
その中で、有吉佐和子が小説紀ノ川を書いた旧家が今も昔ながらのままで残る
小説をそのまま語れるほど知らないが、わが町六十谷は其の舞台の一ページです
いつも何気なく紀泉高原に登るニュータウン登山口の新池まで花の子供を抱いて散歩に行くシーンなどが記憶に有る
一度その道を探ってみたが、団地整備でほんの少ししか残っていなかった
日本タンポポではなさそうだが花を咲かせている田の畔を歩いた


千手川に出れば、有功東小学校のH25年4年風組みが環境保全の看板をあげていた
この川も汚れが目立つ時が有ったが、地域住民や行政が手を入れ上流部では蛍が復活している
清流までは行かないが、春には紀ノ川から鯉が遡上して来る川だ
今日も5匹ばかし50㎝も有ろうかユックリと泳いでいる
全て黒い鯉だが、悠々と泳ぐ姿は鯉のぼりを思い出す
写真は無い


河川敷の公園を紀ノ川迄下ろうと歩いたが途中で行けなかった
堤防にアメダスが有ることは知らなかったが、急に水量が増えるのか、水量系なども設置されていた
歩けば里を知る


道が拡張され交通量も多い六十谷地区だが、学校も多く、朝はJR六十谷駅は学生が目立つ
今年も選抜野球に選ばれた市立和歌山高校も六十谷だ
道が行き詰まって堤防を這い上がったが、アララ道に出られず柵を乗り越えたが、少し恥ずかしい行為だ
六十谷駅下のガードを歩けば、道拡張で巨大楠木が無くなったが、村社射矢止神社がある

柏手も打たずに歩道を歩けば、小さな医院が有り私も時には診察を受ける
先生一人がすべてをこなす病院だが、先生は名医だそうです
先日、ダニのアレルギーで5mm位の赤い点が、みるみる尺骨まで広がり驚いた
先生これは何でしょうと聞けば、多分ダニに反応したアレルギーだろうと処方箋を書いてくださった
夏は虫刺されが多くなる山歩きだ

もう少し距離を伸ばそうと歩道を歩けば、市立和歌山の野球の練習音が聞こえてきた
山に川、小さな六十谷地区だが良い所に家を構えた
お陰で、何時でも山に行ける
一寸街を覗いてみた